熱中症に注意!

熱中症は、梅雨明けの7月下旬に多く発生しますが、近年では暑くなり始める4月頃や梅雨の時期も 熱中症になりやすくなっています。 ワンちゃん達にとって、夏に気をつけなければならないことはたくさんありますが、一番怖いのは熱中症です。

体温が上がり過ぎ、体温調節の限界を突破することで起こります。多くのワンちゃんは脱水症状も起こし、 時には、命を落とすこともある怖い病気です。 暑い日差しの炎天下だけでなるわけでもなく、曇った日でも湿度が高く、換気の悪いところに長くいると 引き起こすことがあります。 床にペタっと座り込み、息が荒くなり、見ていても苦しそうな症状が見られます。

もし、愛犬がこんな症状を引き起こしたら、体を直ぐに冷やし、なるべく早く動物病院にて受診しましょう。 昔は水を体中にかけなさいと言われていましたが、体から蒸発する水蒸気で反対に湿度が上がり、 余計に苦しくなってしまうこともあるので、最近では勧められておりません。 脇の下や首の後ろには、割合と太い血管が走っているので、ここに冷たいペットボトルを当てる方法があります。 冷たいペットボトルなら、持っていなくても自販機を探せば容易に手に入りますよね。そして冷やしながら 動物病院へ受診します。自動車を利用される方は、エアコンを強めに設定して病院へ向かいます。

熱中症は暑い日に起きそうに思えますが、梅雨の時期や暑さが一段落した9月や10月も割合と多くの ワンちゃんが病院を受診しています。 もしかすると、毎日の暑さに耐えているうちに、体内に疲労が蓄積されるもかもしれません。 熱中症についての正しい知識を持ち、なるべく早い時期から予防に努めましょう。

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