犬と猫にとってフィラリアは非常に深刻な病気です。この病気は蚊によって媒介される寄生虫によって引き起こされ、心臓や肺などの臓器にダメージを与えることがあります。その症状やリスク、予防法についてみてみましょう。
感染してしばらくは無症状ですが、徐々に咳や嘔吐、食欲不振、呼吸困難、体重減少などの症状が現れます。ひどい場合には神経系の発作や最悪の場合突然死を招くことも有ります。
フィラリア感染症の症状が現れた場合、早期に獣医師に診察してもらいましょう。放置してしまうと心臓や肺などに深刻なダメージを与え、治療が困難になってしまう場合があります。
予防の時期はだいたい5月ころから10月くらいですが、最近は春や秋でも気温が高いことが多くあり、蚊の発生に合わせて柔軟に対応しましょう。
犬の予防薬には、飲み薬や注射タイプ、スポットタイプの3種類があります。猫の予防薬はスポットタイプが一般的です。いづれも毎月の投薬が必要です。
フィラリア予防薬は、ペットの健康を守るために欠かせないものです。可能な限り獣医師による診察を受けて正しい使い方を学び、適切に使用することで、愛犬や愛猫を守りましょう。