鳥インフルエンザは鶏やアヒルのほかにも色々な種類の鳥に感染することが知られていますが、都内で鳥インフルエンザが発生したために、これまでペットとして家庭や学校などで飼養している鳥がただちに危険になるということはありません。むしろ、家庭などで隔離して飼われている鳥は、野外からの感染の危険は小さいといえます。ペットは大切な家族の一員です。冷静な対処をお願いします。
飼っている鳥への感染予防方法
鳥インフルエンザは日本に飛来する渡り鳥が運んできたか、人や物に付着して持ち込まれた可能性があります。飼っている鳥へ感染させないように、特に次のことに注意してください。
ペットの鳥を渡り鳥などの野鳥に接触させない。
- 飼養ケージを点検、補修して野鳥が侵入できる穴などはふさぐ。
野鳥の糞などが飼っている鳥の水や餌を汚染しないように気をつける。
- 水や餌は毎日取り替えて、常に清潔なものを与える。
- 餌は野鳥が侵入しない場所に保管する。
- 野鳥が飛来する池の水を鳥の飲水に利用しない。
人がウイルスを持ち込まないように気をつける。
- 飼養舎に入るときは、専用の長靴にはきかえる。入り口に、消毒液の踏み込み槽を設置するとなおよい。
- 飼い主は鳥インフルエンザが発生している地域などへの旅行、訪問は控える。
- 鳥を飼養する場所に飼養に関係ない人が立ち入らないように注意する。
鳥インフルエンザウイルスは鶏(チャボ、ウコッケイ等を含みます。)やウズラ、キジ等の家畜に感染しやすく、鶏から鶏への伝播は容易に起こります。これらの鶏を飼っている方は、特に注意してください。