ハムスターの飼育環境〜運動量が多いので広めのケージを用意しよう〜
ハムスターはケージの中で飼育しましょう。
ケージは様々な種類があり、昔は金網タイプのものが主流でしたが、最近は水槽のような前面透明なタイプのものも増えてきました。
1日に10km以上も動き回ることもあるほど運動量が多いので、できるだけ広さのあるケージと回し車やトンネルなど運動ができる遊具も用意しておきます。
また、ハムスターは巣穴を掘って生活するので、床材を厚めに敷いてあげましょう。
おしっこはトイレを覚えてくれるのですが、うんちはいろいろなところでしてしまうので、週1回は床材の掃除し、清潔な状態を保ちましょう。
ハムスターを飼う時の温度、湿度には注意~ハムスターも冬眠する!?~
ハムスターは寒暖差や低温、高温、多湿を苦手としています。温度20~25℃、湿度40~60%の環境が適しています。
一般的に10℃以下(ゴールデンハムスター10℃以下、ジャンガリアンハムスター5℃以下)の環境では疑似冬眠に入ってしまうので、エアコンやヒーターなどで適温に維持することが望ましいです。
ハムスターの基本的なお世話~大好物はひまわりの種~
いつでも新鮮な水を飲めるように毎日お水を交換しましょう。吊り下げ式の給水器がおすすめですが、お皿からしか飲めない子もいるので、その子に合ったものを用意しましょう。
ごはん(主食)はペレットにし、おやつ(副食)として根菜類や野菜などをあげましょう。ハムスターの大好物であるひまわりの種やくるみやピーナッツなどは脂肪分が多いので与え過ぎには注意してください。
また、生野菜や果物などは傷みやすいため、食べ残しは片付けるように心がけましょう。傷んだ食材を食べると下痢や頬袋の炎症の原因になることもあります。
ハムスターとのふれあい方~なんでもかじるので注意しよう~
ハムスターは人懐っこい性格をしていますが、警戒心が強いので、初めのうちはむやみに触るのは控えましょう。まずは環境に慣れてもらうことから始めましょう。
ハムスターを触る際、背後や上の方から急に掴もうとするとびっくりして噛みつくことがあります。
意外と深い傷を負ってしまうので、ハムスターの正面から優しく触りましょう。
また、ハムスターは気になったものは何でもよくかじるので、ケージから出して遊ぶ際には行動範囲を制限し、コードなどがかじられないよう注意しましょう。
ストレス解消のために物をかじることがあるので、ケージ内にかじり木を入れてあげましょう。ハムスターは歯が伸び続ける動物のため、かじり木をかじることで歯の伸びすぎを抑制できます。