愛するペットを見送るのはとても悲しく、どういう言葉で表現していいのかさえわからないほどの喪失感を抱きますよね。
私自身三度お見送りの経験があります。年を取ったとはいえ、最期の最期まで私より小さく可愛いまんまで、何故先に旅立ってしまうのか心では理解できないままです。
そんなある日の出来事を今日はお話ししたいと思います。
当時我が家にはすでに2匹のワンコがいたのですが、ペットショップで一目惚れしたワンコをあらたに迎えることになりました。
すでに生後6ヵ月だったのに、とても細く、よく見ると背中にハゲもあったのです。だけどそんなことは気にならないくらい可愛くて仕方ありませんでした。でもなぜかよく癇癪を起していて、なんとわずか半年後にこの世を去ってしまいました。
後でわかったことですが、そのコには先天性の病気があったようで、ペットショップでは代わりの犬をと提案をされましたが「あの子の代わりって!」と複雑な気持ちになりお断りしました。ただその時の思いは、もっとできることがあったのではないかと自分を責めるばかりでした。
それから1年以上が過ぎたころ、友人と共によく当たる占いがあると出かけた時のことです。待合室で待っていると「ちょっとあなた!うるさい!来なさい」と突然呼ばれました。静かに待っていたのに不思議に思いながら行ってみると、
「あなたが後悔の念でこのコを引き留めてるから成仏できていない!」と言われました。それでようやく無事に天国へと旅立つことができたそうです。私には正直本当かどうかはわかりません。でも、この出来事をとおして、自責でも後悔でもなく「ありがとう」と感謝の気持ちいっぱいで見送ることが大切なのだと心から感じました。