さくらねこってご存じですか？さくらねことは捕獲された後に去勢・不妊手術を受けて戻された地域猫なのです。その猫たちに目印をつけます。カットする部分は耳先で、出血はほとんどありません。全身麻酔をかけて手術を施すことにより、猫が痛みを感じないように配慮されています。一般的には、オスは右耳、メスは左耳をカットされているようです。
ではなぜ耳をカットするのでしょうか。去勢・不妊手術が施されていることを一目でわかるようにするためです。目印をつけておかないと地域猫活動を行う保護団体に再び去勢・不妊手術の目的で捕獲され、無意味な麻酔や開腹をされてしまう可能性があり、その防止策なのです。
この目印の形が桜の花びらに似ていることから「さくらねこ」と呼ばれるようになったそうです。
野良猫も多く、猫は繁殖力がとても強いので、去勢・不妊手術はとても重要なのです。どのくらいの繁殖力かというと1匹のメス猫が3年後には2000頭以上に増えると環境省が試算しているくらいです。殺処分ゼロを目指す取り組みですが、実はねこちゃんにとっても病気の予防にもなるので、さくらねこちゃんは野良猫のなかでも長生き猫が多いそうですよ。
みんなが幸せに暮らせる大事な取り組みですね。
