犬と猫の食性、嗜好性などの違い

犬と猫の食性の違いは歯式や腸管/体長比にも現れています。
犬は猫より臼歯が多く、腸管が長くなっています。猫の盲腸は短い虫垂状で、ほとんど機能していないのに対し、犬の盲腸は勾玉(まがたま)状で、猫よりは容積が大きくなっています。猫が完全な肉食動物であることは、きわめて限定的な炭水化物の消化能力や代謝能力からも裏づけられます。つまり、食事中の炭水化物が乾物当たり40%以上になると、下痢や鼓腸など消化不良の徴候をしめし、高グルコース血症や尿中へのグルコース排泄など、代謝への有害な影響が生じることもあります。

市販のキャットフードの中に炭水化物が40%のものは無いと思います。
猫ちゃんのごはんを手作り食にされている方は、炭水化物が多すぎないように気をつけてあげて下さい。炭水化物が多すぎると下痢をしたり、その食事内容が続くと病気になることもあります。

犬と猫では必要な栄養素が違います。犬にキャットフードを与え続けたり、猫にドッグフードを与え続けたりなど、間違った食事内容を続けると病気になります。犬にはドッグフード、猫にはキャットフードを食べさせて下さいね。

  • URLをコピーしました!